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NEOMAXエンジニアリング株式会社

研究開発用

世界の最先端研究を支えるNEOMAXの磁気回路

アンジュレータ

放射光用アンジュレータについて

放射光とは加速器を用いて人工的に作り出した光(X線等)で、その光を作り出す装置のひとつが、アンジュレータです。(他に、電磁石、超電導電磁石等もある)

期待される応用分野

放射光とアンジュレータの原理について

図のように、N、S、N、Sと交互に対向して配置された磁石列の中を、ほぼ光速まで加速された電子が通過すると、このように蛇行運動します。
軌道を曲げられる毎に放射光が発生し、発生した光は重なり合って干渉して輝度の高い特定波長の光となります。
この高輝度の光を発生する装置がアンジュレータです。

真空封止型アンジュレータ(通称 IVU:In-Vacuum Undulator)

特徴

まず、従来型のアンジュレータについて…
磁石列の間に飛ばす電子ビームは、真空中を飛ばす必要がある。そのため、電子ビームを中に飛ばす真空チャンバを磁石で挟む構造が一般的です。
ただしこの場合のデメリットとして、磁石間ギャップは真空チャンバの寸法よりも狭くできないため、磁場を強く出来ない。

真空封止型アンジュレータは、磁石列全体を真空チャンバの中に入れてしまう構造です。
こうすることにより、磁石間ギャップを小さくできるので、磁場を強くできるメリットがあります。この構造を実現するために、当社の技術、これまでの実績の強みは主に3つあります。

  1. 磁石の真空対応
  2. 真空中でギャップ開閉可能な機構のノウハウ
  3. 複雑な組立作業ができる技術です。

楕円偏光アンジュレータ (通称 EPU:Ellipse Polarization Undulator)

特徴

楕円偏光アンジュレータは、水平磁場と垂直磁場を交互に発生、ビームを螺旋状にすることで楕円偏光の放射光を発生させることが出来ます。

磁気回路としては、4列または6列の磁石列で構成されます。
磁石列をスライドさせることにより水平偏光・垂直偏光・楕円偏光の放射光に変化させることが可能です。

製品納入実績

国内の放射光施設 SACLA SPring-8 PF,AR(KEK) UVSOR(岡崎分子研)

世界の主な放射光施設 AS(オーストラリア) BNL(アメリカ)NSLSU LBNL(アメリカ) PSI(スイス)

放射光施設(国内)

  1. SPring-8
    • 真空封止型アンジュレータ
    • 楕円偏光型アンジュレータ
  2. SACLA
    • 真空封止型アンジュレータ
  3. 高エネルギー加速器研究機構(KEK)
    • 真空封止型アンジュレータ
    • 楕円偏光型アンジュレータ
  4. 分子科学研究所(UVSOR)
    • 真空封止型アンジュレータ
    • 楕円偏光型アンジュレータ
  5. SAGA-LS(佐賀県)
    • 楕円偏光型アンジュレータ
  6. HiSOR(広島大学)
    • 楕円偏光型アンジュレータ
  7. 小型シンクロトロン(名古屋大学)
    • 楕円偏光型アンジュレータ

放射光施設(海外)

  1. AS(オーストラリア)
    • 真空封止型アンジュレータ
  2. BNL(アメリカ)
    • 真空封止型アンジュレータ
  3. LBNL(アメリカ)
    • 真空封止型アンジュレータ
  4. DESY(ドイツ)
    • 真空封止型アンジュレータ
  5. MAX-IV(スェーデン)
    • 真空封止型アンジュレータ
  6. TPS(NSRRC:台湾)
    • 真空封止型アンジュレータ
  7. PSI(スイス)
    • 真空封止型アンジュレータ
  8. SLAC(アメリカ)
    • 真空封止型アンジュレータ
  9. CLS(カナダ)
    • 永久磁石(NEOMAX)
  10. PAL(韓国)
    • 永久磁石(NEOMAX)
  11. SOLEIL(フランス)
    • 永久磁石(NEOMAX)
  12. Trieste(イタリア)
    • 永久磁石(NEOMAX)

研究開発用磁気回路

当社では大学との共同研究や研究開発用に使用される磁気回路も提供しています。

研究開発磁気回路

大学との畜産排水における磁気分離リアクター装置用磁選機の共同研究を行っています。
→磁化活性汚泥法による汚泥を磁選機を使用して回収する研究・磁選機の開発を進めています


大学との高勾配磁気分離装置の開発


その他 研究開発用に製作した高磁場発生磁気回路